卒乳レポ!2歳直前に無理なく卒乳できたプロセスとその後の新しい生活

person holding baby's hand
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授乳から卒乳へ:2歳前に迎えた自然な卒乳のプロセス


授乳をしているママさん、お疲れ様です。
授乳は今しかできない親子の大切なスキンシップの時間…。そう思いつつも、毎日毎日、1年、2年と続くとやっぱり大変ですよね。私もその一人でした。

授乳が寝かしつけのルーティンになっている娘に、「卒乳はいつ、どうやって進めるか?」と思い悩んでいましたが、意外にも2歳を迎える前にすんなりと卒乳できました。

今回は、その経過を皆さんにシェアしたいと思います。

卒乳に対する私の方針

卒乳に関しては世の中にさまざまな意見がありますが、私は各家庭の事情に合わせて柔軟に進めればよいと考えています。特にママの健康が一番大切ですからね。
我が家の卒乳についての方針は、次の2点です。

  • この時期までに卒業しなければならないという事情はなかった
  • できるだけ子どもに無理なく卒乳させたい

そのため、授乳は1歳半ごろまではほしがるときに与えていましたが、特に卒乳のタイミングを決めていなかったのです。

しかし、1歳半健診で「食事の食べムラ」を相談した際、栄養士さんから「授乳で栄養を取っているから、咀嚼の必要性を感じないかもしれない。卒乳すれば食事がしっかり取れるようになると思う」と言われ、急に卒乳について考え始めました。

このアドバイスを受けて、娘に無理なく卒乳を迎えるために、徐々に授乳の回数を減らしていくことを決意。2歳を目標に卒乳しようと決心しました。

1歳半頃までの授乳生活

娘が1歳4ヶ月頃になると、それまで午前と午後の1日2回だったお昼寝が、午後1回に落ち着くことが多くなりました。この頃、授乳はお昼寝の前と夜の寝かしつけ、そして夜中に起きた時の再入眠のためだけになっていたため、日中の授乳は1回で済むようになりました。
とはいえ、夜中に2回、時には3回起きては授乳で寝かしつけをしていたので、結局1日合計で4回、5回は授乳していたことになります。

正直、夜中の細切れ睡眠が辛くなってきた私は、夜間の再入眠のための授乳をやめる決意をしました。そこで、夜間断乳に挑戦。鉄の心で授乳を拒否して数日間過ごしてみたものの、娘は寝付いてくれず、超早起きされてしまったり、体調不良が重なったりして、心が折れてしまいました。結局、再び授乳で寝かしつけをするスタイルに戻ってしまったのです。

その後、1歳半を迎えた頃から保育園生活が始まりました。授乳なしでの寝かしつけは初めての経験だったため、「保育園でお昼寝できるのか?」と不安でした。しかし、保育園の先生たちはさすがプロで、娘はすぐに抱っこや背中トントンでお昼寝できるようになりました。あっけなく解決したように思えましたが、問題は帰宅後。
保育園から帰ると、娘は「おっぱい!」と言って、自らソファーに横たわり、授乳休憩を要求するようになりました。授乳を拒むと不機嫌になり、泣き叫ぶため、結局応じてしまいました。

そんなこんなで、保育園が始まってからも、1日合計4回、5回は授乳している毎日が続きました。

卒乳に向けてのステップ

1歳半健診で栄養士さんから「卒乳すると、食事がしっかり取れるようになると思いますよ」と言われ、ようやく卒乳について本格的に考えることになりました。

その頃、同じくらいの月齢のお子さんたちは卒乳しているケースが多く、焦る気持ちも芽生え始めました。

周りから「まだあげてるの?」という言葉が胸に刺さることもありましたが、それでもやはり、娘のペースを尊重したいという気持ちは強かったのです。1日4、5回の授乳が当たり前になっている娘にとって、今すぐにやめるのは難しいと感じていました。

そこで、WHO(世界保健機関)の指針で2年以上の母乳育児が推奨されていることを思い出し、次のステップで2歳を目安に卒乳する計画を立てました。

STEP1:保育園帰りの授乳休憩をなくす[1歳半から1歳9ヶ月頃]

当時、娘は保育園から帰るとソファーで添い寝をして授乳を要求するのが日課でした。授乳後に寝ることはなく、そのまま元気に遊び始めるので、この時間は娘にとって「お腹がすいた」「一休みして安らぎたい」といった気持ちの表れだと感じました。

そこで、保育園から帰るとお菓子休憩の時間を設けることにしました。お菓子を娘の好きなものにして、共にゆっくり過ごす時間にすることに決めたのです。保育園でもおやつの時間があるため、夕食への影響が心配ではありましたが、まずはこの時間の授乳を卒業することを優先しました。

(お菓子の内容は、娘が手に取ってくれることを最優先に、アンパンマングミやペロペロチョコなど、アンパンマン様の力を最大限活用しました。ただし、依存性が高かったため、後々見直すことになります。)

最初のうちは、お菓子を食べても授乳を要求することがありましたが、約2~3ヶ月をかけて徐々に授乳への関心が薄れていき、1歳9ヶ月頃には自然とこの時間の授乳を終わらせることができました。

STEP2:夜間の再入眠のための授乳をなくす[1歳10ヶ月頃]

当時、娘はまだ夜中に2〜3回目を覚まし、「おっぱい、寝る!」と繰り返していました。その度に、私は添い寝をしながら授乳して寝かしつけをしていました。


体調の良い日を見計らって、「おっぱい、おしまいね」「おっぱい卒業ね」と伝え、寝かしつけの際に夜間は授乳しないことを告げました。娘は話の内容をある程度理解しているようでしたが、理解しても納得してくれるのかはわからず、不安が残りました。

しかし、驚くことに、娘は夜中に目を覚ましても、「おっぱいおしまい?お茶飲む」と言って、お茶を飲ませることでやり過ごせたのです。


とはいえ、授乳は避けられても再入眠がすぐにできるわけではなく、朝の4〜5時に目覚め、その後お茶を飲んだりお話をしたりして、1時間以上寝られない日や、そのまま朝まで起きていることもありました。

この状態が4日ほど続いた後、娘が風邪を引いてしまいました。夜中、風邪でつらそうな娘が「おっぱいさいごね、1回だけ?」と言い出し、健気でかわいそうに感じて、つい授乳してしまいました。
娘も頑張っていたんだなと思いながら、その後は体調が戻ったことをきっかけに、再度、夜間授乳をやめるために仕切り直しました。

しかし、その後も「おっぱいよー!」と泣き叫び、再入眠できない日がしばらく続きました。心が折れそうになりながらも、お茶を飲ませて添い寝することを徹底し続けました。

その結果、夜間授乳を始めてから2〜3週間ほどで、夜中に起きることがほとんどなくなり、ついに夜間卒乳に成功しました。

1歳11ヶ月、いざ卒乳へ!

夜間の卒乳を終えた後、1日1回、夜の寝かしつけのときだけ授乳を続けていました。娘の口癖は「反対パイ」で、片側を飲み終わると必ずもう片方を要求していました。

2歳を迎える直前の週末に卒乳の日を決め、それからは「反対パイ」には応じず、片側のみで終わらせるようにしました。毎日少しずつ授乳の回数を調整していき、1日ごとに左右を交互に授乳することで、母乳の分泌を抑える準備を整えました。

さらに、卒乳の日をカレンダーに記入し、「あと3日でパイ卒業だよ」「あと2日だよ」と娘に伝え、少しずつ心の準備ができるように話していました。特に「あと1日でパイ卒業だよ」と伝えたとき、娘が「そつぎょ?」と可愛らしく聞き返してきたのが、今でも心に残っています。

そして迎えた最後の授乳の日、娘はとても眠たかったようで、授乳中にあっさりと寝落ちしてしまいました。最後の授乳と伝えましたが、あっさりした終わり方でした。

その翌日、「今日からパイはないからね」「卒業したね」と話しながら絵本を読んだ後、しばらくは時間がかかりましたが、泣いたり騒いだりすることなく寝てくれたので驚きました。

さらに驚いたのは、翌日以降、これまで毎日言っていた「パイ」や「おっぱい」を一度も言わず、欲しがることもなかったことです。夜間卒乳のときは非常に苦労したので、卒乳の際に覚悟していたのですが、意外にも娘はしっかりと理解し、2歳直前にあっさりと卒乳できました。

卒乳後の生活

卒乳後、娘の寝かしつけには新たなルーティンが加わりました。それまでは授乳が寝かしつけの中心でしたが、卒乳後は絵本を読んで、お話をして抱きしめながら眠りにつくという新しい方法に切り替わりました。

毎晩、娘は「絵本もっと読む!」と、たくさんの本を持ってきます。絵本が終わった後も、歌を歌ったり、お話が止まらなくなることがよくあります。30分なら良い方で、時には1時間以上かかることもあり、なかなかこちらのペースで寝てくれない日々が続いています。まずは卒乳後の生活が安定することを最優先し、今後はより良いねんねの習慣を模索していきたいと思っています。

また、夜間の授乳がなくなったことで、私自身の睡眠の質が大きく改善されました。寝かしつけの時間が長くなっても、夜中に起きる回数が減り、深い眠りを取れるようになり、イライラすることが少なくなったように感じています。

卒乳後、娘も新しいルーティンに慣れつつあり、私も自分の生活リズムを取り戻しつつあります。今後はもっと良い眠りの習慣を作り、さらに安心して過ごせる毎日を目指していきたいと思っています。

まとめ:卒乳を迎えた気持ち

卒乳を迎えて、まずは自分を褒めてあげたい気持ちがあります。育児を続けてきた中で、毎日の授乳がどれだけ大変だったかを振り返りながらも、娘が無事に卒乳できたことに、正直ほっとしています。

そして何より感動したのは、娘が長い間大好きだったおっぱいから卒業し、新しい習慣に適応していったことです。きっと娘なりに葛藤もあったと思いますが、着実に新しい生活に馴染んでいる姿を見て、心から応援したくなります。その成長を目の当たりにし、私も成長したような気がします。

今、卒乳が無事に成功したことにホッとした気持ちがある一方で、振り返ると「あの日々はもう戻らないんだな」と少し寂しい気持ちも湧いてきます。授乳していたあのあたたかい時間がもう二度と戻らないのかと思うと、少し切ない気持ちになります。しかし、できる限りのことをやりきったと自分に言い聞かせ、あのあたたかい時間は大切な思い出として胸にしまっておこうと思います。

卒乳を悩んでいるママたちへ、無理に焦らず、ママとお子さんに合ったペースで卒乳を迎えられるといいですね。育児は本当に一人ひとり違うものなので、焦らず進んでいってほしいと思います。どんな方法でも、ママとお子さんにとって最適な形を見つけてくださいね。私の体験談が少しでも参考になれば嬉しいです。

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